あんず農家発 特別寄稿 生食用あんず 新農法に挑戦中
光と風 初夏のハーモニー
倉科で先進的なあんず栽培法を導入している北條農園の北條昭宣さんから寄稿をいただきました。今回はあんず栽培技術についてのご紹介です。
あんずの栽培技術について皆様にご紹介いたします。
一・低位栽培法
樹高は二メートル(手の届く高さ)に抑える。枝は開張型に育て、樹全体に太陽をいっぱいに当て、下枝を作らない農法。三脚を使わなくてすむので、不慣れな作業者でも安全で効率の良い作業ができる。特にハーコットや信山丸が最適と思われます。
二・草生栽培法
耕さず、除草剤も使わない自然循環型農法。草丈は十五センチ以内を維持して、機械除草を行い、畑の保水力と土の柔らかさを十分に保つ方法。
三・有機栽培法
化学肥料は一切使わない方法で、肥料分は麦ワラ堆肥と牛フン堆肥で有機肥料分として補う方法。
これら三農法は森・倉科地区の小石混じりの水はけの良いガラ地では有効。肥料分と保水力を向上させて、樹木を日焼けから守り、美味しい生食用あんずが出来ます。
当農園では長野県が勧めている「信州の環境にやさしい農産物」に毎年認定を頂いております。
(北條農園・北條昭亘)
低位栽培法のあんず(北條農園)