いなりやま福祉会・社団法人設立20周年記念 「心とからだの老化予防」 鎌田 實氏講演会
社会福祉法人いなりやま福祉会は3月16日に信州の幸あんずホールで設立20周年の記念式典を開催。大ホールでは諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さんによる記念講演会を行った。鎌田さんは「心とからだの老化予防」と題した講演で、何歳になっても人生を楽しむことが健康につながると説明。知人の認知症の男性を例に、ピアノを弾くとか絵画を描くなど「夢を持つ」ことで認知症になっても人生を楽しんでいると紹介した。
また、介護が必要になる要因は骨折や関節疾患、フレイル(虚弱)が高い割合を占めており、「高齢者はたんぱく質を取ることが重要。肉は食べないと駄目」で「筋力を落とさないことが大事だ」と力説。「貯筋」(ちょきん)の実践を勧めて簡単にできる筋力トレーングや歩き方もレクチャーした。軽妙でユーモアあふれるトークに会場は大いに盛り上がっていた
鎌田 實さん(3月16日 信州の幸あんずホール)