こころMoji展 (cafeぴろきち)浦上秀樹さん

こころMoji展 (cafeぴろきち)浦上秀樹さん

 4月13日と14日の2日間、さかきテクノセンター内の「cafeぴろきち」で「こころMoji展~おもてなし~」が開催され、埼玉県春日部市在住のアーティスト・浦上秀樹さんのアート作品が展示された。筋肉が減少していく難病・遠位型ミオパチーを闘病中の浦上さんは、口で筆をくわえて描く「こころMoji」を考案。東京・銀座の百貨店をはじめ各地で個展を開いたり、作品集を出版している。ひらがなを組み合わせた漢字のアート作品「こころMoji」について、浦上さんは「漢字を見て本来の意味とは別に自分なりの解釈で意味を持たせて形作っている」と話す。

作品は下書きなしで慎重に少しずつ絵を描くように漢字を書いて完成させているもの。作品に込められた浦上さんの思いも添えられている。「cafeぴろきち」がオープンした際にオーナーの西澤裕子さんと知り合い、それ以来10年間、毎年春にこの場所で個展を開催してきた。今年で11年目となる。

 今回は様々な「こころMoji」の作品やイラスト50点以上が展示され、多くの見学者が訪れていた。会場では浦上さんによる制作の実演も披露されて、抽選で作品がプレゼントされた。

作品「平和」(おもてなし)

こころMojiアーティスト・浦上秀樹さん(左)

「お」「も」=「平」、「て」「な」「し」=「和」と、ひらがなの文字を組み合わせた「平和」という漢字になっている。漢字の中に隠されたメッセージを探すことによる驚きと感動がある。