こども将棋体験教室を開催
五加寺子屋(上徳間)
昨年末の12月28日、上徳間の上徳館で子どもたちを対象とした将棋の体験教室が開催された。この催しは千曲市社会福祉協議会五加支部と五加の子供を育む会の主催・共催によるもので、30人ほどの小学生が参加した。
将棋教室では将棋を指すのが初めての子どもは、経験者と分けて着座。駒の動かし方など基本的なルールから学んだ。指導したのは毎週月曜日に千本柳公民館で無料の将棋教室を開いている宮原正行さんら将棋段位講師2名。地元で将棋の強い子どもを育てたいのが夢だという宮原さんは「将棋は最初が肝心。覚えれば面白くなるはず」と今後に期待を膨らます。
この日はほかにも、わりばし鉄砲を使った射的大会も実施。わりばし鉄砲の制作は、ボランティアで参加した長野大学の女子学生ら4名が子供たちをサポートした。3年生の大庭ひかるさんは「子供たちが楽しそうにやってくれてよかった」と感想を語ってくれた。
お昼には地元のかみとくま食堂からカレーライスが提供された。コロナ禍が続くなか、市内の福祉事業で食事まで実施できたイベントは久しぶりだという。企画に携わった社協の高橋哲さんは「こういう時間でみんなが楽しく気持ちが温かくなれば」と話した。
自作したわりばし鉄砲で射的大会