さらしな はにしな 山城の一生 森将軍塚古墳館夏季企画展

さらしな はにしな 山城の一生 森将軍塚古墳館夏季企画展

 7月26日から8月24日まで、森将軍塚古墳館で夏季企画展「さらしな はにしな 山城の一生」が開催された。森将軍塚に隣接する屋代城跡のほか荒砥城跡や葛尾城跡など更埴地区の山城の出土資料や、屋代家の貴重な古文書などを展示した。

 長野市の塩崎城からは戦の際の投石用とみられる「つぶて石」が出土している。投石については諸説あるが、出土地にはない種類の石がまとまって出土したことから合戦に備えて用意していた可能性が高まったという。また、屋代政国の子・正長が長篠の戦で戦死した際に着用していたと伝わる血染めの「経帷子」(経文を書いた装束)も古墳館で初めて公開した。

 夏季企画展期間中の8月3日には古墳館ロビーコンサートも開催。「グルーボオラサォン」がブラジルの民族楽器でシャンソン「パリの空の下」などのナンバーを演奏した。

つぶて石

ロビーコンサート