しなの鉄道戸倉駅 エレベーターお披露目式

しなの鉄道戸倉駅 エレベーターお披露目式

 昨年から工事が進められていたしなの鉄道戸倉駅のエレベーターが完成。供用が開始され、3月29日に関係者らを招いて駅構内でお披露目式が執り行われた。戸倉駅のエレベーター設置は地元住民から署名などの強い要望を受け、千曲市がしなの鉄道と協議を重ね実現したもの。上り・下りホームの連絡通路に2基設置され、エレベーターまでの通路も新設された。これにより千曲市内の4駅全てでエレベーターが完備された。事業費は本工事に約2億6124万円、うち千曲市の負担は約1億6431万円(概算)。

 式で挨拶に立ったしなの鉄道・土屋智則社長はコロナ以降の利用客減少や電気代の値上げなど、鉄道を取り巻く厳しい経営環境に触れながらも「利用者のサービスの向上を図っていく」と言明。「クレジットカードでの切符販売機の利用やICカード乗車券などの要望も多い。ハードルは多いが実現させていきたい」と抱負を述べた。

 なお、今年度しなの鉄道は戸倉駅の跨線橋の美装化を計画中。さらに駅前の公衆トイレの改修完了を予定している。

戸倉駅構内で行われたお披露目式の様子(3月29日)

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