ちくま未来俳句 選者 光本苹果(ホトトギス同人)
遠雷や山の向かうはいい雨か 遊耳
赤トンボ繋がる二尾や青い空 英夫
赤児食む秋の祭りの獅子頭 弘之
山道にセミの亡骸夏の果て 康一
おばすてのいっとき華やぐ月の頃 のり子
リホームの父のネクタイ彼岸花 律子
演奏の前の静けさ牽牛花 紀佐子
朝顔の藍や城下の海鼠壁 秀貴
残暑中我家を襲ふコロナ みい子
再度出し水張り遊ぶ残暑かな かほる
デパートを出て躓く残暑かな 久恵
ひと口俳話
俳句における音数の数え方
俳句は五・七・五の十七音節が定型で音数の数え方は大切です。
長音=2音に数える:鳳凰堂は6音。
拗音=音数に数えない:大暑のショは1音
促音=音数に数える:立春(リッシュン)5音
俳句で人生に潤いを、お気軽にご投句下さい。■投句先 ちくま未来新聞「俳句係」(屋代西沢書店2階)・はがき・ご持参・FAXなど
FAX 026‐214‐7905