
ちくま未来俳句 選者 光本苹果(ホトトギス同人)
落ちてまだ赤く燃えるや紅葉かな 康一
産土の社に詣で飴を買ふ のり子
凍て黄蝶日差しの中に眠りをり 遊耳
友逝きて知らせ傍ら賀状書く 進
初詣さい銭にぎり今年こそ 英夫
連作を厭わず蒔いた大豆干す 弘之
石蕗の花薄茶一服頂けり 律子
青天の潮の香りやみかん狩 紀佐子
よちよちの母と小春の芝の上 秀貴
いつもよりゆつくり沈む柚子湯かな みい子
産土の大地押し上ぐ今朝の霜 久恵
イルミネーション夢の世界へ十二月 奈美江
ひと口俳話 「歳時記の新年」
俳句を作る時必須の「歳時記」は季語を四季順に整理分類し解説した書物で「季寄せ」とも言われています。
歳時記は四季の他に特別に「新年」が採り上げています。
昔から日本人にとってこの新年の景色、行事は特別なものであったことが伺えます。近年この気分が薄れてきたのが少し残念です。
明けましておめでとうございます。本年もご投句宜しくお願いします。
■投句先 ちくま未来新聞「俳句係」(屋代西沢書店2階)