ちくま未来俳句 選者 光本苹果(ホトトギス同人)
父の日や母の日ほどに言葉無く 康一
代かきの終へれば我が家湖の上 のり子
クララ植ゑ棚田に蝶を甦らす 遊耳
再会を祝ひ乱舞の蛍かな 進
打ち水や日陰日向がくつきりと 英夫
ポタポタと落ちる杏は蟻誘う 弘之
小さき池寺は閑とし花菖蒲 廣子
菖蒲湯や稚児の寝息のやはらかく 律子
愛子妃の紺のス―ツや風光る 紀佐子
軽トラを止めて見渡す植田かな かほる
伸びて行く飛行機雲や田を植える 奈美江
庭カフェのパンとコーヒー夏きざす 一子
※ひと口俳話はお休みです
俳句で人生に潤いを、お気軽にご投句下さい。
■「当季雑詠」一句
■締切 毎月二十日到着分を選考し翌月号に発表致します。
■投句先 〒387‐0012千曲市桜堂521 ちくま未来新聞「俳句係」
FAX026‐214‐7905