ちくま未来俳句 選者 光本苹果(ホトトギス同人)
金木犀かほり誘われまわり道 英夫
野良の畦咲く彼岸花母見しや 弘之
絵手紙の画題のピーマン炒めけり 康一
スーパーに並ぶ新し凝鮒 のり子
水晶体両目再生けふの月 遊耳
自転車で坂道下る秋日和 恵美子
描きとめて後はオブジェの石榴の実 美恵子
空缶に留まる雨水や鰯雲 久恵
坂道の続くお墓や萩日和 律子
稲架の脚踏ん張っている千枚田 秀貴
梵鐘のわびしき音色こぼれ萩 紀佐子
ひと口俳話 「仮名書きの表記」
俳句での歴史的仮名遣いにおいては「拗音」「促音」は小文字でなく他の文字と同じ大きさで書きます。
例:「いつぱい」「ぱつちり」「おしやべり」
俳句で人生に潤いを、お気軽にご投句下さい。
■「当季雑詠」一句 ■締切 毎月二十日到着分を選考し翌月号に発表致します。
■投句先 はがき・ご持参/〒387‐0012千曲市桜堂521ちくま未来新聞「俳句係」(西沢書店二階)FAX/026‐214‐7905