ちくま未来俳句 選者 光本苹果(ホトトギス同人)
地蔵様の帽子かけかふ年始め のり子
コハクチョウわが家の上を通りけり 遊耳
気恥し喜寿の書初め夢一字 進
あと五つボケかけはじめ冬林檎 英夫
おみくじの吉も満足初詣 弘之
しばらくは残りおせちで手を抜きて 康一
婆さんはいつもにこにこ着ぶくれて 秀貴
最高の夢みて眠るクリスマス 紀佐子
仏壇へチキンを供えてクリスマス 律子
スナックの盛塩高しお元日 恵美子
古筆の滴たる匂初硯 みい子
書初や少し遅れて昼ごはん かほる
ひと口俳話
如月(きさらぎ)の由来 二月は旧暦では「寒さ厳しい時期のため、更に衣を重ね着することから「衣更着」となったという説が有力です。この漢字が使われているのは中国の2月の異名の如月(にょげつ)が由来になっているようです。
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