かけがえのない故郷 地域未来戦略を語る
10月7日、千曲市総合観光会館に坂城町町長の山村弘さんをお迎えして、ちくま未来戦略サロン「かけがえのない故郷 地域未来戦略を語る」を開催した。
富士通出身の山村さんは、町長就任直後から始めた「チャレンジSAKAKI」の取り組みを紹介。「チャレンジSAKAKI」では町の全職員から集めた提案を整理して、部局を超えたチームを作りプロジェクトを進めていく。これは個人が蓄積してきた経験「暗黙知」を、組織全体で「形式知」化するSECI(セキ)モデルという経営学の手法だという。これまでに坂城駅のエレベーター設置やワイナリーの建設など多くの事業を実現している。
また、人生100年時代に向けた人材育成では60歳からのリカレント教育(学び直し)を提言。少子高齢化について「単純に教師の数や学校を減らせというのはナンセンス。潤沢な教師と予算で、最先端の教育をやるチャンスだ」と語った。
坂城町町長 山村弘さん