ちくま未来戦略サロン ローカルファーストなまちづくり 全国商店街振興組合連合会理事長の阿部眞一氏
全国商店街振興組合連合会理事長の阿部眞一さんを招いた今年度最後のちくま未来戦略サロン。佐久市岩村田で老舗和菓子店を営む阿部さんは、新幹線新駅やインターチェンジなど交通インフラが完成した長野五輪が転機だったと振り返る。大型店のショッピングモールが出来たことで郊外に商業地が移り、全国的に商店街の黄金時代は終わったと話す。若手で立ち上げた岩村田商店街振興組合では商店街の販売促進と社会貢献のためにイベントを多数開催。メディアの注目も集めることに成功するが、結局大型店の集客増に寄与しただけで「目的を間違えていた」と気付かされたという。その後、自分たちの商売を見直し「地域密着顧客創造型商店街」として地域とともに暮らし・働き・生きることを商店街の理念とした。阿部さんは「魅力ある商店街は魅力ある個店の集合体だ」と訴えた。
阿部眞一さん（３月３日）
