ジャーマンアイリス観光花園
（倉科）
倉科のジャーマンアイリス観光花園が今年で35年の歴史に幕を下ろす。園主の鮒田智子さん（95）は知人に勧められたのがきっかけでご主人と一緒に長年ジャーマンアイリスを育ててきた。「大勢の人たちに花を見てもらって、好きな物を株で買ってもらう（鮒田さん）」この手作りの花園は評判となり、今やおよそ450種9000株の花を目当てに県内外から訪れる名所となった。８年前にご主人が亡くなった後は「息子と分担して耕運などは息子が、植えてからの管理は私がやってきた」そうだが、高齢となり今シーズン限りで閉園を決めたという。
今年は気温が低い日が続いたため例年より開花が遅め。丹精込めて育てられた花々は色鮮やかに咲き誇り、名残を惜しむかのようにいつもより長く訪れた人の目を楽しませていた。
ジャーマンアイリス観光花園 鮒田智子さん
