みらい通信 屋代高校付属中学校
ちくま未来新聞では市内の中学生から未来へのメッセージを募集します。今回は屋代高校付属中学校からの投稿です。
彼らは一つの命
2A 髙橋美月
最近、SNS上で可愛く加工された動物の画像をよく見かける。以前から続いていたペットブームが、自粛期間中の疎外感によって後押しされたのだろう。きっかけは何であれ、生き物たちの魅力を知ってもらえたようで、夢を獣医としている人間としては嬉しく感じる。
それにしても昨今、見過ごせない状況が続いている。飼育放棄をする人が増加しているのである。ペットショップで購入し飼育し始めて、数ヶ月で放棄したり手放したりする。中には2日で手放すなんて事もあるそうだ。その大半の理由が「思っていたのと違った」「飼育が大変」「汚い・臭い」などといった身勝手とも捉えられるものだった。
「責任」なんて言葉を使えば簡単だが、実際飼い始めてみるとペットの世話は本当に大変である。餌やりはもちろんのこと、飲み水、トイレの掃除、ブラッシング、犬でも猫でも広い空間は大切だし、特に大型犬なんかの運動不足は犬自身の体にも影響する。だからこそ、衝動飼いはせずに、よくよく考えてから飼わなければいけないと思っている。
感染拡大の最中、この状況を知っている人は世界中にどのくらいいるのだろうか。その中に、行動してくれる人はどれくらいいるのだろうか。人間の「隣」にも、彼らの存在があることを忘れないでほしい。好きでなかったら、絶対に知らなかった。愛護動物である前に、彼らは一つの命である。そのことを念頭に置きながら夢へと進んでいきたいと思う。
あの感動を、もう一度
2B 小林優斗
みなさんにとって2021年はどんな年だったでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響で、我慢しなければいけないことも多かったと思います。たくさんのイベントや大会などが中止や縮小になったことは残念ですが本日新たなスタートを送れることを嬉しく思います。
私が2021年で最も思い出に残っているのは、コロナ禍で一年遅れとなった東京オリンピック、パラリンピックです。今回のオリンピック、パラリンピックは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、例年とは異なる開催体制となりました。ですが、多くの方の努力によって半世紀ぶりとなる東京オリンピック、パラリンピックが開催することができました。数々のドラマをみることができ、日本中いや、世界中が一つになったのを覚えています。私も運動班に所属しているということもあり、アスリートのもっとうまくなりたいという姿勢に圧倒されたのを今でも覚えています。
さて、2022年はどんな年になるでしょうか。私は今年、最上級生になり、中学校生活最後の大会もあります。それらに向け「オリンピック、パラリンピックで活躍した4986名のアスリートのように強く、華麗で、礼儀の正しいハンドボーラー」になり、成長意欲を持ち続けたいと思っています。将来は今学校で探究している「長野県のウィンタースポーツ」を世界に誇れる観光業、文化、スポーツに育てあげ、北海道に続き、もう一度、オリンピック、パラリンピックを長野県で開催し、あの感動をもう一度世界中で味わいたいです。