わが家のセーフティーリーダー 地域ふれあい事業

わが家のセーフティーリーダー 地域ふれあい事業

 千曲警察署から管内の小学校6年生に委嘱する「わが家のセーフティーリーダー」では、地域防犯活動のほかに、地域の人と関わり伝統文化の継承活動にも力を入れている。今年度の委嘱を受けている南条小学校の6年生は、今回の地域ふれあい事業で注連縄作りを体験。11月12日に千曲市から「上山田大わらじ委員会」のメンバーを招いて同校の体育館で注連縄の制作に挑戦した。

 初めに「上山田大わらじ委員会」の中曽根高志さんが神様が宿るとされる注連縄について解説。「注連縄を何故飾るのか」や、その起源などについて日本神話を引用しながらわかりやすく説明した。注連縄には信州でも地域によって種類があり、今回の制作には一般的な「牛蒡締め」が選ばれた。

 児童らは2人一組となってワラをねじっていったが、なかなか上手くいかずに最初は悪戦苦闘。大わらじ委員会のメンバーが指導しながら素早く仕上げていくと、児童からは驚きの声が上がった。

 最後は紐で縛って固定し、幣(ぬさ)と松飾りを付けて完成。参加した児童に感想を聞くと「難しかったが、上手くできてうれしかった」「とても楽しかった」という声が聞かれた。児童たちは完成した注連縄飾りを持ち帰り、手紙と共に家族に渡すことになっている。

 

注連縄作りの様子

(11月12日 南条小学校)