オオルリシジミ 姨捨棚田での復活に向けて
「姨捨の棚田オオルリシジミ保存会」は5月5日、オオルリシジミの放蛹(ほうよう)を実施した。作業には更級農業高校の生徒6人と教諭も参加。およそ90匹の蛹をオオルリシジミが食草にしているクララの根元に埋めた。更級農業の生徒はこれまで姨捨の棚田で草刈り作業にも参加している。放蛹を終えた生徒は「蛹はもっと固いと思っていたが意外と柔らかかった」「神秘的な感じがした」などと感想を述べていた。保存会の矢島宏雄事務局長は「年々蛹の数を増やし、来年は200匹、再来年は300匹という目標でやっていきたい」と話した。
保存会では26日に見学会を実施して、羽化を確認している。
オオルリシジミの放蛹を行う
更級農業高校の生徒たち