ハートフルコンサート オペラ歌手の夢の「饗演」
信州の幸あんずホールで２月24日、第21回ハートフルコンサートが開催された。今回はＧ・ヴェルディの「リゴレット」、Ｇ・ロッシーニの「セヴィリアの理髪師」などオペラの演目のラインナップ。「オペラ歌手夢の饗演」と題して、メキシコ出身のバリトン歌手、ホセ・アダン・ペレスさんを招き、ソプラノ歌手、徳武雪子さんら県内出身者が共演。千曲市出身でホセさんのパートナーでもある森川実千代さんがピアノを演奏した。市内ではなかなか鑑賞する機会のないオペラを理解しやすいよう進行役の宮坂節子さんと宮川有美さんが解説を行い、観客は壮麗に繰り広げられる歌劇の世界を堪能した。
第二部では「早春賦」や「さくらさくら」など日本の唱歌も取り上げた。最後は小林秀雄・作曲、野上明・作詞の「落葉松（からまつ）」をホセさんが日本語で熱唱。浅間高原の情景を題材にした歌曲を情感豊かに歌い上げた。
オペラ「リゴレット」ホセ・アダン・ペレスさんと徳武雪子さん
