ブラインドサッカー・中沢医さん 国際ソロプチミスト千曲が推薦 「社会ボランティア賞」を受賞
長野県ブラインドサッカー協会会長や松本山雅B.F.C(ブラインドサッカーチーム)代表などを務める坂城町の中沢医さんが、ソロプチミスト日本財団の「社会ボランティア賞」を受賞した。
中沢さんは障害者スポーツ(視覚障がい)の一つ、ブラインドサッカーの普及や後進の育成に携わっている。中学年の時、体育の授業でサッカーボールが近距離から右目を直撃し視力を失い、20歳で全盲となったが、2009年から活動を開始して長野県内初となるブラインドサッカーチーム設立に尽力した。自身も現役のブラインドサッカー選手として活躍している。
今回、国際ソロプチミスト千曲がソロプチミスト日本財団の顕彰事業に中澤さんを推薦。受賞となった「社会ボランティア賞」は地域社会のニーズに適合した地域密着型のボランティア活動を行い、誠実に責任を果たしている人を称えるものだ。
11月6日に福岡国際会議場にて授賞式が行われ、11月20日の国際ソロプチミスト千曲の例会で、中沢さんに賞金20万円が贈呈された。中沢さんは「どんな境遇でも諦めない気持ちが大切。今後も益々活動の輪を広げていきたい」と語った。マンドリン奏者としても活動している中沢さんは例会でマンドリンの演奏も披露した。
中沢医さん(写真右)
写真提供:国際ソロプチミスト千曲