上山田温泉の元水天宮及び水天宮の神事が7月19日に執り行われた。
水天宮は古来より水の神として、全国で信仰を集めている。
明治期の上山田地区はたびたび千曲川の洪水による被害を蒙ってきた。万葉橋のほど近く、堤防上にある元水天宮は水難除けのために建立されたもの。ほかにも市内各地に複数の水天宮が残されているが、大規模な神事が継承されているのは上山田地区だけだという。
例年同時期に戸倉上山田温泉夏まつりが開催されてきたが、今年は新型コロナの影響で神事のみ。
公園内にある水天宮では獅子舞や神楽の奉納も行われ、昨年の台風被害からの復興と温泉街の安全が祈願された。