県宝 旧格致学校校舎(坂城町中之条)
格致学校は明治5年(1872)の学制発布により、翌6年に仮校舎で開校。現存する校舎は明治11年(1878)9月に竣工したもの。玄関のアーチやガラス入り開き戸などに洋風形式を取り入れ、屋根や漆喰塗の外壁は日本伝統の様式を用いた「擬洋風建築」となっている。
以来昭和37年まで85年間にわたり学び舎として使用され、昭和46年に町指定有形文化財、昭和51年3月には長野県宝の指定を受けた。
建物は昭和58年に現在地に移築され、いまでは坂城町の「歴史民俗資料館」として貴重な民俗文化財を収蔵。広く町民に親しまれている。(開館時間10時~16時・入館料無料)