今月のちくま百景 第11回ナガノデザインフェスタ (長野市)

第11回ナガノデザインフェスタが2月15日、長野市の北野文芸座で開催された。ファッションやデザインを伝える岡学園トータルデザインアカデミーの主催。「時代をデザインする」をテーマに屋代南高校など県内の高校生と同学園の学生によるファッションショーが華やかに開催され、多くの観衆を魅了した。
同日開催の、中高生による「Tシャツ&クリアファイルデザインコンテスト」では、県内32の学校から660点が応募され、県知事賞や協賛企業賞などの表彰が行われた。フレックスジャパン賞には、屋代南高校1年の外谷杏里さん(15)が選ばれた。選考した同社開発チーム責任者の栗山唯さんは「地球の将来を考えさせられる作品で、自社が取り組む衣料再生事業にも通じていた」と話し、外谷さんは「SDGsを進めていけば、日本も世界ももっときれいで明るい世界になれるはず。将来はイラストレーターとなり、人の心を打つような絵を描いていきたい」と想いを述べた。同校2年小林彩乃さん(17)、1年飯田栞さん(16)も企業賞などを受賞。共に「受賞はうれしい。カタチを表して人に伝えることを将来やってみたい」と話す。屋代南の3人は今日、望む未来への確かな一歩を踏み出した。
(写真下・フレックスジャパン賞受賞作品)
