2020/21シーズンが終了
今季ホームゲーム最終戦
信州ブレイブウォリアーズは5月9日の広島戦で2020/21シーズンの全日程を終了。 54試
合で20勝34敗とB1初参戦のチームの最多勝利数を更新し、西地区の7位という成績を収め
た。確かな手応えを感じた1年目のB1。来シーズンもさらなる高みを目指して戦うこととなる。
所属選手の新型コロナウイルス感染に伴いシーズン最終盤の試合が中止となった信州ブレイブウォリアーズ。5月5日のことぶきアリーナ千曲での代替試合が今季のホーム最終戦となった。
感染症予防のため人数制限がかかるなか、前売りチケットは完売。ことぶきアリーナには1436人の観客が詰めかけた。チームは新型コロナの影響で3週間ぶりとなる公式戦にマクヘンリー、マーシャルら主力選手を欠いた8名の布陣で挑んだ。
試合は第1クォーターから信州が効果的に3Pを決めてリード。第2クォーターでは三遠の反撃を許し、終了間際に逆転を喫した。しかし、ハーフタイム後は再び信州のベースに戻しリードを広げると、一時は1点差に迫られながらも最終クォーターを逃げ切った。これで勝利数を20に乗せた信州。試合後のインタビューで勝久HCは「タフな状況のなかで、成長した姿を見せることの出来た選手たちが誇らしい」と胸を張った。
B1でも通用した堅守
信州は当初、新加入のホーキンソン以外の外国人選手の合流が遅れ開幕6連敗。B1の手荒い洗礼を受けた。しかし、7戦目で初勝利をつかむと、着実に白星を積み重ね、西地区首位の琉球からも勝利を収めていく。20チーム中の最少失点という持ち前の堅守は、B1でも十分に通用することを証明した実りあるシーズンだった。
また、チームのシーズンMVPには正確な3Pシュートでたびたび試合の流れを引き寄せた司令塔・西山達哉選手が選ばれている。