内川ホタル放流 五加保育園と五加小学校

内川ホタル放流 五加保育園と五加小学校

 内川ホタルの会が幼虫の飼育を委託していた五加保育園の園児(74人)と五加小学校の児童(62人)によって千曲駅裏の山沿いの水路にホタルの幼虫の放流が行われた。宅地造成や圃場整備、農業水路のU字側溝化などの環境悪化で絶滅したホタルを復活させようとホタルの会が活動を始めたのが26年前。小学校に幼虫の飼育を委託して放流を始めてから16年が経つ。ホタルの会の会員が飼育した幼虫と併せて今年は1500匹ほどの幼虫が放流された。

 1匹の幼虫が孵化~成虫になるまでにおおよそ20個のカワニナを食べるという。放流された幼虫は暫くは川底の石の影などで暮らし今月末ごろの雨降りや周囲が湿っている日に水路から地上に這い上がり、土の中に潜って繭を作る。約1か月程後には脱皮して成虫になる。6月上旬には幻想的なホタルの舞う姿が楽しめそうだ。

五加保育園園児によるホタルの放流

(4月11日)