冬季五輪金メダリスト 高木菜那さん講演会

冬季五輪金メダリスト 高木菜那さん講演会

 5月11日と12日、千曲市でロータリー青少年指導者育成プログラム「第34回RYLAin戸倉上山田」が開催された(主催・国際ロータリー第2600地区/ホストクラブ・戸倉上山田ロータリークラブ)。初日は千曲市総合観光会館で開講式の後、オリンピック金メダリスト・高木菜那さんの基調講演「なな転び八起き~いま今私が伝えたいこと~」が行われた。

 スピードスケートで三大会連続五輪出場を果たした高木さんは平昌五輪でチームパシュートとマススタートで優勝し二冠を達成。講演では当時の映像を見ながら振り返り、その時の心境や経験談を語った。高木さんは目標=ゴールを設定することの重要さに触れ、「自分の脳で考え続ける」と「考えたことを行動に移す」ことが大切だと語った。また、結果が出ずに苦しんでいた時期があったが、「努力することに無駄なことは一つもない。やっていても結果が出ない時、この言葉を自分の味方にしてほしい」と説いた。大の負けず嫌いだという高木さんの熱のこもった講演に会場に集まった高校生、大学生たちは熱心に聞き入っていた。

高木菜那さん(5月11日)