劇団杏童 千曲演劇祭(2月5日)で新作上演

劇団杏童 千曲演劇祭(2月5日)で新作上演

 千曲市唯一の社会人の劇団「杏童」は来たる2月5日の千曲演劇祭で新作「俺はGパン けいじだぁー~」を上演する。

 劇団を主宰する北村広幸さんは定年を迎えようとしているなかで同年代のスターやミュージシャンらが引退するというニュースに接し、「自分のなかのピースが抜かれたような気がした」という。そこから着想を得て、その寂しさを舞台上で表現したいというのが新作制作のスタートだったそうだ。コメディーを得意とする杏童らしく今回も喜劇の路線で脚本を書き進めたが、徐々にシリアスな部分も展開されて「大人の芝居」に仕上がった。「愛と夢のある大変面白い作品になったと感じています(北村さん)」と胸を張る。

 今年の「千曲演劇祭」は杏童のほかに3年ぶりに地元の3つの高校(更級農業高校、屋代高校、長野南高校)から演劇部が参加する予定。「第18回千曲演劇祭」の会場は上山田文化会館で2月5日(日)午前10時開演。杏童の「俺はGパン けいじだぁー~」は14時10分からの上演となる。上演時間75分。入場は無料となっている。

※問い合わせ・上山田文化会館 026‐275‐0500

稽古の様子(1月17日・埴生公民館)