募集提言の発表  「千曲市の未来に向けて」

募集提言の発表  「千曲市の未来に向けて」

 本紙1月号で募集しました「新たな気持ちを込めた未来への意見」にたくさんのご提言をお寄せいただきましてありがとうございます。その中からお二人の方からのご提言を掲載いたします。

(一社)ちくま未来戦略研究機構


  「色とりどりの花ある街に」

 先日 、千曲駅に行くと、「花いっぱい運動」という花が植えられた大きいプランターを見つけました。思い出すのは、二十数年前に訪れたカナダのナイアガラ・オン・ザレイクという街のことです。街が、綺麗に清掃され、黄色や白、赤の花で一杯でした。街路樹にも花が飾られていました。大好きな街になりました。

 千曲市は、姨捨の棚田と月、風情の残る稲荷山の街、屋代の商店街、情緒あふれる上山田温泉等々と、他所から来た者にとっては、豊かで居心地の良い住みやい所です。でも、少し元気がありません。

 コロナ感染症も収束してきています。賑わいを取り物していきたいものです。花で街を彩り、お祭りやイベントを地域の皆で行い、明るく繋がりのある千曲市の未来を夢見ています。

 今年は、地域のために自分にできる何かを見つけたいと思っています。

千曲市寂蒔 ペンネーム「芝犬タローのパパ」さん


「千曲市の未来に向けて」

 東京在住の友人が長野をめぐりたいので、案内をしてほしいとの連絡を受けた。春まだ浅い信濃路の一番気に入ってもらえる場所をかれこれ思い巡らした。

 一番先に思い浮かんだのが“千曲市”であった。友人とはしなの鉄道屋代駅で待ち合わせることとした。駅前通りを友人としばし歩くこととした。電柱が無く東京の街と変わらない。何か文化と歴史のにおいがする。特徴のある商店が軒並みに連なり心が休まる。ふと書店に入ると信濃をテーマとした書籍が多く並んでいた。

 次に上山田温泉に移動した。旅館やホテルが並び、温泉のにおいが心地良い。千曲川の流れがまぶしくキラキラと陽光に反射して歴史の流れを感ずる。左岸に万葉の誌の石碑が多く建てられていにしえのにおいがここでも伝わって来た。有名な歌手の歌が大きく広がった青くどこまでも続く空にこだました。

 こうして見ると、千曲市の未来は明るく広がっている。自然と文化と教育そして歴史を主題にそれぞれの人々がこの街を大切に発展すること間違いないと友人とめぐって感じた小さな旅であった。この次は一人で、杏の地、歴史、姨捨の地等々を巡って見たい。千曲市の未来は明るい。

長野市北堀 二木秀忠さん

 ※お二人には機構より読者プレゼントを発送させていただきました