千曲坂城クラブに寄附金を贈呈 アピックヤマダ社友会
アピックヤマダ社友会は千曲市に千曲坂城クラブへの寄附金の贈呈を申し出て、11月14日に役員らが千曲市役所を訪問した。贈呈式には千曲市・小松教育長と坂城町・塚田教育長が出席、寄附金50万円が手渡された。退職したOBの組織であるアピックヤマダ社友会は山田製作所時代から30年の歴史があったが今年9月に解散を決定。積み立てていた運営費を地域貢献のために使えないかと検討していたところ、千曲坂城クラブの存在を紹介されて寄附を行うことを決めたという。中学校部活動の地域移行により今年3月に誕生した千曲坂城クラブでは、現在千曲市と坂城町の中学生917人が所属し、スポーツ・文化活動の15の部が活動している。主に土・日曜の活動だが、令和8年度には平日にも本格移行することになっている。
千曲市・小松教育長は「大きな課題は財政面の課題。子どもたちの活動のため有効に使わせていただきたい」と謝辞を述べた。千曲坂城クラブの取り組みは県内でも先駆けとなる存在で、坂城町の塚田教育長は「これからのスタンダードになっていくのではないか。子どもたちの可能性を広げるために有益」と期待を寄せた。千曲市と坂城町は千曲坂城クラブの公共施設利用について100%減免しているが、指導者への謝金や移動費など多額の運営資金が必要となる。クラブでは賛助会員の募集を呼びかけている。
贈呈式の様子