千曲市の千曲川沿いなどを走る「千曲川ハーフマラソン」

千曲市の千曲川沿いなどを走る「千曲川ハーフマラソン」

千曲市の豊かな自然を満喫できる「千曲川ハーフマラソン」は、毎年11月に開催される市の名物イベントで、多くのランナーや観光客を引きつけています。今年で第10回を迎えたこの大会は、紅葉が色鮮やかに映える千曲川沿いや周辺の山々を駆け抜けるコースが特徴で、ランナーたちは壮大な自然を感じながら走ることができます。

この大会は、千曲市と地元の有志による実行委員会が主催し、全国各地から参加者を募っています。第10回大会では、北海道から九州まで全国各地から1737人が集結し、地域を盛り上げる一大イベントとなりました。コースは、戸倉体育館を発着点とし、千曲川沿いを中心に自然の中を楽しみながら走るハーフマラソンと、小学生と保護者が一緒に走る2kmのファミリーマラソンの2部門が用意されています。

ハーフマラソンには1507人、ファミリーマラソンには108組230人が参加しました。今年のゲストには、2018年平昌冬季オリンピック金メダリストの小平奈緒さんが登場し、ハーフマラソンのスターターを務めたほか、自らもファミリーマラソンに参加して子どもたちと楽しいひとときを過ごしました。このような特別ゲストの参加は、ランナーのみならず、観客にも大きな感動と楽しさを提供しています。

また、競技だけでなく地域の魅力を発信する機会としても、この大会は重要な役割を果たしています。ランナーや応援の方々は、レース後に千曲市の温泉や地元の観光名所を訪れるなど、大会後の楽しみも満載です。例えば、温泉街では特別プランを提供する宿泊施設や飲食店も多く、地域全体で訪問者を歓迎する雰囲気が作り出されています。

ハーフマラソンの総合優勝は、須坂市役所職員の石澤由祐さんが3連覇を達成し、地域のスポーツシーンを盛り上げました。「景色が美しく、応援が温かいこの大会は毎年楽しみにしている」と語る彼のコメントは、大会の魅力を象徴しています。

このように、「千曲川ハーフマラソン」は、競技としての楽しさだけでなく、千曲市の豊かな自然や地域文化を感じることができるイベントです。今後も全国から多くの参加者が訪れ、千曲市を広くPRする場としての役割を果たしていくことが期待されています。