千曲市内で初の同人誌即売会を開催 第1回ちくまーけっと

千曲市内で初の同人誌即売会を開催 第1回ちくまーけっと

 7月27日、桜堂の萬屋ビルヂングで同人誌の即売会「第1回ちくまーけっと」が開催された。同人誌とは個人や団体が自費で制作・発行する雑誌や書籍のこと。様々なジャンルが存在し、全国各地で即売会が催されている。

 今回の即売会を企画したのは市内在住の宮尾知子さん。東京から移住してきた宮尾さんは学生時代に大手の同人誌即売会に参加した経験があり、長野市などでも即売会に出店していたが、仲間に声をかけて千曲市で初めての開催にこぎつけた。移住して初めて立ち寄った喫茶店が和かふぇよろづやだったことから、萬屋ビルヂングを会場とすることになったという。

 同人誌は著名なマンガやアニメ、ゲームなどを扱う〝二次創作”のものが多いが、今回の「ちくまーけっと」では自分のオリジナル作品である“一次創作”の作品に限定した。長野市や諏訪市などから参加した10のサークルが、自身で考案したキャラクターの小説やイラスト、缶バッジなどを販売した。東御市から来た出店者は販売は初経験で「温かい雰囲気で楽しかった」と感想を話していた。宮尾さんは「自分で考えて販売して、その喜びを感じてほしい」と話す。来年以降も開催する意向だという。

同人誌即売会の様子