千曲市役所新庁舎で初の消防訓練を実施 地下免震装置と屋上設備も報道陣に公開

千曲市役所新庁舎で初の消防訓練を実施 地下免震装置と屋上設備も報道陣に公開

地震の揺れに備える訓練 

 2月7日、千曲市役所で職員による消防訓練が実施された。訓練は震度5の地震により2階の調理室から火災が発生したという想定で行われ、緊急地震速報のアラームで一斉に職場の机の下に隠れて身を守った。その後初期消火に失敗したとの連絡を受けて、階段を使って屋外の「こもれびテラス」へと避難した。更埴消防署の中村署長による講評では、火災による煙を吸い込まないようハンカチ等で口を覆うことの重要性に言及した。

避難先のこもれびテラス(→)

 新庁舎での避難訓練は、東日本台風水害やコロナ禍の影響で延期されていたため今回が初めての実施となった。総務課の担当者・滝澤龍さんは「市民の皆様を守るためにもこういった訓練を継続していきたい」と話した。

地下室にある揺れの計測装置(←)

※元旦の能登半島地震では南北に約5センチの揺れを記録していた 屋上の災害物資投下目標地点(下)