公募や市民団体が選出した22名の委員からなる千曲市総合計画審議会では、昨年5月から5回におよぶ審議会と5つの専門部会による討議を重ねてきた。2月15日、宮澤淳治会長と堀内貴志子副会長が小川市長に第三次総合計画案を最終答申した。
以前第二次総合計画審議会の委員も務めた宮澤会長は「今回は公募で参加した人が多く、審議も非常に活発になされた」と振り返る。「行政側から提示された案にそのままOKをするということはなかった。市民目線の意見を相当汲んでおり、十分に盛り込めたと思う」と総括し「審議委員には市長への期待も大きかったのでは」と話した。
また、小川市長は21日の定例記者会見で審議会について「公募された方は全員委員に入っていただいた。みなさん本当に意欲的で、専門家や思いの熱い方などバラエティに富んだ方々だった」と評価。「市民の皆さんと私たちで作り上げた計画案であると自負している」として「これを形にしていくことが私の使命」との決意と協力への感謝を述べた。
第三次総合計画は策定委員会で決定され、3月市議会定例会に上程される。
審議会では熱のこもった議論が交わされてきた
(第5回・10月18日)