千曲市総合防災訓練 (9月4日 屋代小学校)
19号台風での教訓・福祉避難所設営も
千曲市の総合防災訓練は新型コロナ感染症の影響で3年ぶりの開催。今回の重点ブロックは屋代地区で、屋代小学校が会場となった。午前7時30分に小学校2階に市長を本部長とした災害対策本部を設置。想定した台風X号による市内の気象状況、千曲川などの河川状況を確認し、各部局からの被害状況と情報提供の報告がなされた。
その後体育館に屋代全6区の役員と消防署員、市職員らおよそ80名が集合。避難所の設営訓練では簡易テントやトイレ、段ボールベッドなどの組み立てを体験した。さらに車椅子や新型コロナ感染者の誘導や福祉避難所についても確認を行った。
最後は消防署員がダミー人形を使った担架での搬送を実演。代表の参加者が訓練を体験した。令和元年に市を襲った19号台風の教訓を生かした今回の実践的な訓練。小川市長は「いざという時のため今日の体験を家族にも伝え、しっかり話し合っておいてもらいたい」と話した。
本番さながらの災害対策本部設置訓練
ダミー人形(重さ30kg)での搬送訓練 簡易担架の作り方も解説
コロナ対策で参加者は各区5名に限定 一部の区からは消防団の参加もあった
臨時災害放送局の開設訓練 (UCV上田ケーブルビジョンが協力)
町消防団による土のう作りなどの水防訓練の様子