千曲市誕生から20年 一段と加速する人口減少社会

千曲市誕生から20年 一段と加速する人口減少社会

20周年記念イベント

 平成15年(2003)9月、「平成の大合併」により県内で最初に誕生した千曲市は今年20周年を迎えた。9月1日には信州の幸あんずホール(更埴文化会館)で「千曲市誕生20周年記念式典」が開催される。このほか記念事業ではNHKの歌番組「新・BS日本のうた」の公開収録が上山田文化会館で28日にある。※観覧申込は終了

合併20年後の現在地

 20年前の合併当日には科野の里歴史公園でカウントダウンイベントが開かれるなど、市民は新市の門出に沸いた。1市2町の合併で当時の世帯数は2万1286、人口は6万4464人を数えた。だが、合併後10年で6万1259人に減少。平成29年(2017)3月には6万人を割り込んだ。今年8月1日現在の世帯数は2万2543ながら、人口は5万8013人と合併当時から1割以上減少となっている。日本の国全体の人口減少は直近20年間でマイナス1.4%弱であり、 8倍近いスピードで人が減り続けている状況である。「平成の大合併」では単独での存続を決めた坂城町や、旧大岡村のように合併で中核市への道を選んだ自治体もある。20年の節目に当たり、改めて合併時の理念と、現在置かれた立ち位置を再確認したい。

二十年前の平成15年(2003)

9月1日、更埴・戸倉・上山田の各庁舎で除幕式が行われた (写真は上山田庁舎の様子)

  提供・千曲市秘書広報課