和田彩未さん 母校・五加小学校で講演 パリ五輪日本代表

和田彩未さん 母校・五加小学校で講演 パリ五輪日本代表

 パリオリンピック日本代表でアーティスティックスイミング(AS)に出場した和田彩未さんが、母校の五加小学校を訪れ、後輩たちの前で講演を行った。5歳からASを始めた和田さんは五加小の6年生の時に初めて国際大会に出場。その後、戸倉上山田中学校、上田西高校を経て現在の早稲田大学在学中に日本代表に選出された。

 講演ではASのルールや競技の内容を説明したほか、代表合宿でのスケジュールや厳しい練習、けがの後遺症で苦しんだことなどに話が及んだ。パリ五輪選手村の食事を写真を交えて紹介すると、五輪エンブレムの形のフランスパンに児童らから歓声が上がった。5位入賞を果たした実際のASチームでの動画も上映され、和田さんの見事な演技に拍手が沸き起こった。

 児童からの質問コーナーでは「オリンピックで楽しかったこと」「選手になるためにどれくらい練習をしたか」などが尋ねられた。また「くじけずにやってこられた理由」について和田さんは「友達や家族が支えてくれた」と話した。最後に和田さんは児童らに伝えたいこととして「目標を立ててそれに向かって頑張る。最後まであきらめないで達成感を味わってほしい」と語りかけた。

講演する和田彩未さん