地域コーディネーターと地域団体の連携 地域とのつながりの場
みどりの音楽コンサート
千曲市鋳物師屋の高齢者介護施設「サクラポート埴生」で、入所者や地元住民向けのコンサートが開催された。この取り組みは千曲市生活支援体制整備事業の一環で、千曲市社会福祉協議会と生活支援コーディネーターが運営しているもの。外出する機会の少ない高齢者と地域住民の交流の場を設けようと、年2回開催されている。
この日の出演は二胡の演奏とギターの弾き語りで、お年寄りたちが聞き入っていた。ほかにも会場内でボランティアグループによる手作りバザーも開かれ、長野大学の学生たちが販売を手伝った。施設長で埴生圏域の生活支援コーディネーターを務める若月大樹さんは「今後も活動を継続したい」と語った。
サクラポート埴生「みどりの音楽コンサート」(5月10日)
遊び場わかば
日本キリスト教合同教会屋代教会では、5月から小中学生向けの「遊び場わかば」をスタートさせた。学校や家庭以外の子どもたちの居場所作りを目指しており、教会内で海外のボードゲームや最新のカードゲームを楽しむことが出来る。
代表の石坂和久さんは屋代教会の牧師。以前から子ども向けにゲームの場所を提供してきたが、今回社会福祉協議会と連携することとなり、生活支援コーディネーターも運営に協力。毎週土曜午後1時半から教会を開放する(入場無料)。かつて、屋代教会の敷地には幼稚園があった。石坂さんは再び地域への関わりを深めたいとし「この場所に教会があってよかったと思ってもらえたら」と話す。
屋代教会 遊び場わかば (5月7日)