坂城町文化センター体育館が近代建築の選定建築物に DOCOMOMO Japan

坂城町文化センター体育館が近代建築の選定建築物に DOCOMOMO Japan

 近代建築の記録と保存を目的とする国際学術組織・DOCOMOMO Japanと日本建築学会は「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」の一つに、坂城町文化センター体育館を選定した。8月19日に関係者が坂城町を訪問し、選定プレートの贈呈が行われた。DOCOMOMO japanの鯵坂徹代表理事は「造形が素晴らしいデザイン」と評するとともに、町が昨年改修・耐震工事を施して「建築当時のデザインを残したまま使い続けるという選択をしたことが選定の理由」と語った。

 町体育館の設計は旧更埴市出身の建築家・滝澤健児氏の手によるもの。竣工は昭和45年(1970)で、その隣の坂城町文化センターも同氏の設計。将来的には体育館と共に追加で選定される見込みだという。ステンレス製の選定プレートは後日体育館に設置される。

選定プレートを贈呈した鯵坂代表理事(右)と山村町長

認定を受けた坂城町文化センター体育館