坂城町文化センター耐震補強&改修竣工式

坂城町文化センター耐震補強&改修竣工式

坂城町文化センターの耐震補強と改修の竣工式が6月28日に執り行われ、内部がお披露目された。文化センターは昭和46年に坂城町福祉センターとして開設。当初は、結婚式の披露宴などにも利用されていた。耐震診断に基づき、1階大広間の丸窓には建物を地震から守る耐震ブレースが組み込まれた。大広間内部はスピーカーが付けられ音響も改良。コンサートなど多目的利用を想定した構造となった。窓もサッシが断熱性能の高いものに変わり、省エネな構造に改良された。これまで2階にあった事務室は1階に移動。トイレも洋式となり、おむつ交換台やオストメイト完備となった。2階には会議室やクラブ室が複数新設され、町民の休憩用のコミュニティホールも造られている。

 また、屋上には太陽光パネルを設置し、蓄電池も整備。役場の本庁舎が被災し利用できなくなった場合は、この文化センターが災害対策本部として使われることになるという。

 文化センターは7月1日から一般利用を再開し、21日にはチェロとバイオリンのアンサンブルコンサートが開催された。