坂城町新複合施設建設予定地で発掘調査を実施

坂城町新複合施設建設予定地で発掘調査を実施

 坂城町中之条に保健センターや福祉センターなどを集約し、一体化する新複合施設の建設予定地で発掘調査が行われている。この地域は埋蔵文化財の包蔵地とされ、過去に奈良時代から平安時代にかけての住居跡「開畝遺跡」が発掘されており、新複合施設の建設工事に伴い8月末から調査が始まった。現在は試掘によって住居跡とみられる遺構を確認中で、今後発掘した石器や土器などを回収して町の文化財センターで保存する計画。住居跡は新施設の建築で解体されてしまうため、測量を行い図面を保存するという。発掘調査期間は12月26日まで。

 坂城町の新複合施設の敷地面積は1万4567㎡。今年度は建物の実施設計などが進められていて、令和9年度に供用開始となる予定。

発掘現場の様子