城間農園(若宮)の『はさがけ』に挑戦 児童福祉施設 恵愛で農作業体験
稲荷山の社会福祉法人八葉会の児童養護施設・恵愛の子どもたちが、ダイナム長野千曲店とともに稲のはさがけを体験した。恵愛とダイナム長野千曲店は食品の寄贈などで親交があり、8月に恵愛に農作物の提供を行った若宮の城間農園で収穫体験を行うこととなったものだ。
当日は中学生と高校生5人の生徒が参加。城間農園の1反5畝の水田で、既に稲刈りが終わり束ねられていた稲を農園代表の城間盛次さんから指導を受けながら作業を開始した。はさがけは複数本の棒を横にして三脚の柱に固定した稲干し台に稲束をかけていく作業。長野では「はぜかけ」とも呼ばれる。かつては木の棒を使っていたが、現在は軽量で丈夫な鉄製のパイプのものが主流となっている。天日干しにすることで機械乾燥に比べて米の品質が良くなり、食味も増す。この日の作業は2時間ほどで終了。脱穀した米は一部が恵愛に提供され食卓に並ぶ予定だという。
指導を受けながら稲の束をかけていく ダイナムと施設の職員も作業に参加した