屋代高校で実施 外務省の高校講座

屋代高校で実施 外務省の高校講座

 9月15日、屋代高校で2年生の生徒を対象にした外務省職員による「高校講座」が開催された。これは高校生の外交・国際問題に対する理解や関心を深めるため、外務省が全国の高校に職員を派遣して講演を実施しているもの。今年度は全国105校で実施予定で、長野県内では野沢北高校に続いて行われた。

 講演を行った外務省国際法局条約課の笠井亮太郎さんは、パナマ大使館やパラグアイ大使館での勤務経験を持つ。80分ほどの講演のなかで最初に外務省の任務や仕事について説明し、パラグアイなど海外赴任での経験を語った。

 また、現在の条約課での仕事についても触れ、トランプ前米大統領来日時のゴルフ場のチェックや、国際会議での通訳などについても紹介した。質疑応答では自身が学んだスペイン語や、外交官として気を付けてきたことへの質問などに答えた。講演後には座談会も開かれた。

講演を行った笠井亮太郎さん (外務省国際法局条約課)