屋代高校付属中学校 総合的な学習~千曲市の宝探し~

屋代高校付属中学校 総合的な学習~千曲市の宝探し~

 屋代高校付属中学校1年生は総合的な学習の一環で千曲市内の地域資源の調査・研究に取り組んでいる。9月15日は稲荷山、姨捨棚田、森の杏、戸倉上山田温泉の4つのグループに分かれ現地調査を行った。川西地区の3つのグループには、これまでも出前授業を行ってきた「さらしなルネサンス」が協力。体験活動をコーディネートした。稲荷山グループは稲荷山町くらしと心をはぐくむ会を講師に長雲寺や重伝建の街並みを探索。木造家屋では床磨きを体験した。姨捨棚田グループは名月会の金井實会長の案内で棚田を巡って歩き、月見荘では薩摩琵琶の演奏を聞くなどした。

 最多の人数が参加した戸倉上山田グループは午前中に荒砥城を見学。歴史文化財センターの小野紀男さんから説明を受けた。その後、上山田の温泉資料館で上山田温泉株式会社の小平悟朗さんから戸倉上山田温泉の歴史を学んだ。

 その後は温泉街まで徒歩で移動。温泉街を走る人力車や足湯を見学、体験した。

 各グループは夕方に合流して、この日上山田ホテルに宿泊。翌朝には同ホテルの若林正樹社長らから、戦時中に疎開してきた都立光明国民学校の児童の話を聞く機会が設けられた。

小平悟朗さんの説明を聞く生徒たち

(温泉資料館 9月15日)