屋代高校付属中学校「さらしなルネサンス」

屋代高校付属中学校「さらしなルネサンス」

千曲市内の学校への「さらしなルネサンス」の出前授業が今年度もスタートした。第一弾は6月1日と3日に更級小学校3年生を対象とした俳句の授業を実施。続いて、16日には屋代高校付属中学校の1年生に「総合的な学習」のテーマ別授業を行った。

 付属中1年生の2クラスの生徒は事前に「千曲市の宝さがし」として各自が興味のある地域を選択して調査。当日は「稲荷山グループ」「姨捨棚田グループ」「戸倉上山田グループ」の3地域・5つのグループに分かれ授業を受けた。今回の特別授業ではさらしなルネサンスが川西地域の地域人材をコーディネートして、各地域で活動する団体や事業主らが講師役を務めた。

 授業の冒頭ではまず生徒らがネットなどを使って調べた内容を発表。その後、講師が地域の特色や、自らの活動について紹介するという形で進められた。「稲荷山G」では講師が紙芝居を使い地域の歴史などを解説。「姨捨棚田G」は棚田の保全を行っている会員が高齢化している現状などを生徒に説明した。

 さらに3つの教室で実施した「戸倉上山田温泉G」では旅館の経営者らが戸倉上山田温泉の歴史や泉質・効能について紹介。各店舗での料理や特産品も紹介した。生徒たちは実際に地域で活動している人たちの生の声に興味深く耳を傾け、質疑応答ではたくさんの質問を投げかけていた。