市政インタビュー 新部長に訊く① 齊藤次世代支援部部長

市政インタビュー 新部長に訊く① 齊藤次世代支援部部長

 齊藤部長は平成4年に更埴市役所に入庁。生活環境課、市民課などを経験した。千曲市合併時には高齢福祉課(戸倉庁舎)で勤務していたが、その後温泉施設課に異動となり、当時市営だった白鳥園で業務に携わった。直近は保育課で保育園の基本計画策定などに関わっている。

 千曲市では令和6年度の施政方針で「子ども・子育て支援」を7つの重点施策の第一に挙げている。新たに「子育て世帯訪問支援事業」として育児などに不安を抱える子育て家庭や、家族の世話を行っている子どもたち=ヤングケアラー等への支援員の訪問を行う計画だ。

 市独自の施策では、従来から行っていた3歳未満児で第2子以降の保育料半額に加えて、この4月より第3子以降を無償化するなど、子育て世帯のさらなる負担軽減を実施している。

 また、児童福祉法の改正に伴い今年度、健康福祉部の健康推進課と次世代支援部のこども未来課にそれぞれ「こども家庭センター」が設置され、どちらの相談窓口でも同じサポートが受けられるようになる。「妊娠期から子育て期の切れ目のない支援がより強化される(齊藤部長)」とのこと。また、今年度は国のこども大綱を勘案した「千曲市こども計画」の策定も行う。

 齊藤部長は「市独自の施策で今以上に住みやすく子育てしやすい街を目指していきたい」と話す。