新任校長先生の紹介(前編)
千曲市ではこの春、小中学校に4名の新たな校長を迎えた。今月より2号にわたりインタビューを掲載する。
屋代小学校・川辺校長
市内上徳間の出身。治田小、五加小などで勤務してきた。専門科目は体育。「好きな体育を通じて、子供たちに楽しさを伝えるやりがいのある仕事」であることが教職を目指した動機と語る。
スポーツマンで学生時代はバスケットボールやラグビーに熱中。教師になってからもラグビーの社会人チームに所属して№8を務めていた。
川辺校長のキーワードは「やれば出来る」。子供たちには何より自己肯定感を与えることが大事で、活躍出来る場を設定してあげるのが重要だと訴える。「毎日学校に行くのが楽しいという子供を育てたい。笑顔で登校、笑顔で下校」と話す。屋代地区の印象については、のべ80名の地域ボランティアの存在を挙げ、「地域で子供を守って、育ててくれるという温かさを感じる」と語った。
埴生小学校・中村校長
伊那市出身の中村校長。市内で最も児童数の多い埴生小学校では、開校以来初めての女性校長となる。千曲市内の学校への赴任も初めてで、「千曲市は気候が穏やか。コンパクトにまとまっており過ごしやすい街」と話す。
埴生の子供たちには「落ち着いていて、良い子たちが多い」との印象を持ったという。埴生の通学区は一昨年の台風19号災害で杭瀬下や新田など甚大な被害を受けた地区が多いことから、「命と安全を守ることを目標に掲げていきたい」と語ってくれた。
子供たちが明日も学校に行きたいと思ってくれる学校づくりが理想。「学校は文化。地域の皆さんも大切に思っていると思う。手を携えて一緒に子供を育てていくことをお願いしたいと協力を訴えた。