日本遺産認定2周年  月の都千曲 特別講演会

日本遺産認定2周年  月の都千曲 特別講演会

 7月3日、上山田文化会館で「日本遺産『月の都 千曲』認定二周年記念講演会」が開催された。来賓として同じく日本遺産の認定を受けている上田市の土屋市長(「太陽と大地の聖地」)、長和町・羽田町長(「星降る中部高地の縄文世界」)が挨拶し、自治体同士での連携と地域活性化を訴えた。

 歴史文化財センターの平林主査が日本遺産を構成する千曲市内の29の文化財のうち主な物について紹介し、月見をめぐるストーリーを解説した。奈良文化財研究所・本中眞所長の講演では「月の都 千曲の価値を読み解く」と題して講演。豊富に残されている月見の図像を紹介した。なお、本中所長は自身も棚田オーナーとして平成11年(1999)から14年間活動している。

また、文化庁の飛田章参事官(父親が上山田出身)は、文化観光とインバウンドの課題について語った。