未来戦略・提言コーナー  読者の方からお寄せ頂いたご提言を紹介いたします。

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 「想」

 歴史や先祖を大切にと私共は教わってきました。

 昨年八十二銀行稲荷山支店がなくなるという知らせを聞いてから、不安な日々を過ごしています。ご案内のように稲荷山は明治8年に町となり、やがて稲荷山銀行が発足(明治14年)しました。そして松代に開業(明治11年)した六十三銀行と稲荷山銀行が合併、六十三銀行と名乗り、本店は稲荷山に置かれました(明治26年。)昭和6年、六十三銀行は十九銀行と合併し、八十二銀行となりました。稲荷山支店は八十二銀行の大切なルーツです。

 八十二銀行は企業とはいえ、わが町にとってかけがえのない存在です。中小のお店がやむなくシャッターをおろす時は大げさに「社会的責任」という言葉は使えませんが、八十二銀行は違います。せめて何回か説明会を持ち、町民の理解のうえで物事を決めていってほしいと思います。

 かつてATM2台と、記帳用1台があったのが、いつの間にか記帳用が姿を消しました。屋代支店まで足のない交通弱者、お年寄りへのサービスはどう考えているのでしょう。年金日に配られるプレゼントはどうなるのですか。説明会があればお聞きしたいところです。

(ペンネーム・しんでんこうじさん)


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