本格稼働・施設見学会 ちくま環境エネルギーセンター
千曲市、坂城町、長野市南部の可燃ごみを処理するちくま環境エネルギーセンターが6月1日から本格稼働を始めた。25日と26日には千曲市民を対象とした施設見学会が行われ、家族連れなどが訪れた。
見学会では最初に施設の紹介ビデオを見た後、職員の案内に従って施設内を移動。施設内で利用する電力を発電する「蒸気タービン」や、ごみ収集車が可燃ごみを搬入する「プラットホーム」の説明を受けた。続いて「中央制御室」のモニターで焼却炉の様子を見たり、「ごみピット」でクレーンによる作業を見学した。
センター焼却炉の一日のごみ処理能力は100トン(2炉合計)。焼却された灰は溶融炉内で1200度以上の高温で溶かされ、灰の6割の体積のスラグになる。スラグは資源として埋め戻し材などへ再利用されている。子どもたちは「環境○×クイズ」に参加し、ごみ焼却に関する知識を楽しみながら学習していた。
ごみピットの様子(6月26日)
中央に黄色く見えるのはクレーン 焼却能力7日分のごみを貯留できる
中央制御室(6月26日)
上部モニターには2つの焼却炉 内部の映像が映し出されている