法輪寺所蔵・釈迦涅槃図(雨宮)文化財探訪シリーズ

法輪寺所蔵・釈迦涅槃図(雨宮)文化財探訪シリーズ

 雨宮の法輪寺では例年5月8日にお釈迦様の生誕を祝う「はなまつり」を執り行い、その際寺所蔵の「釈迦涅槃図」を参拝者に公開している。この釈迦涅槃図は縦3メートル超の巨大なもので、天井近くから吊り下げると畳に届くほどの大きさ。釈迦が沙羅双樹の下で入滅する際に周りへ「菩薩(観世音、弥勒など)」「十大弟子」「天部(八部衆)」「在家(国王など)」「動物」ら五十二衆が集まる様子が描かれている。中澤要良住職によると、涅槃図は長野市の真言宗の寺から譲り受けたもので、製造年代は不明だという。

釈迦涅槃図の一部

(5月8日撮影)