漫画「家康の軍師 屋代秀正」刊行に

漫画「家康の軍師 屋代秀正」刊行に

 戦国時代、北信濃の地で甲斐の武田や越後の上杉といった強国の狭間でしたたかに生き抜いた戦国武将・屋代氏を描いた漫画「家康の軍師 屋代秀正」がいよいよ刊行となる(発行・龍鳳書房)。後に徳川家康に仕えて手腕を発揮した屋代秀正を主人公に小中学生でも読みやすい漫画で紹介。

解説パートは長野県立歴史館の村石正行文献史料課長が監修を務め、新発見の史実なども紹介されている。これまで屋代氏を中心に取り上げた歴史書はほとんどなく、戦国史の愛好家にも読み応えのある内容となっている。一重山みらい会議も本書の企画に関わった。

刊行に当たり副代表の越洋子さんは「屋代秀正が保持し続けた屋代家の古文書や形見は本当に貴重なものです。屋代氏が守り続けた宝とは何だったのか、是非、地元の武将の生き様を子供達に知って欲しいです」と話す。屋代西沢書店で取り扱い(税込1650円)。